2024年2月26日更新

商品紹介・製品紹介動画の制作ポイントと事例紹介

商品紹介・製品紹介動画の制作ポイントと事例紹介

潜在顧客に対してある商品・製品をアピールするには、どのようにすれば良いでしょうか ?

それには潜在顧客が興味・関心・欲求を持ち、最終的に購入に至るまでのプロセスを考えてみることが重要です。いくつかの方法が考えられますが商品紹介・製品紹介動画を作ることは、視聴者やユーザーの「買いたい」「利用したい」という気持ちを高めるのに効果的な手法の一つと言えます。

しかし視聴者やユーザーは、SNSなどの媒体を通じて日々膨大な情報を収集しています。そのため魅力ある商品紹介・製品紹介動画を作り発信しなければ、スルーされたり見逃されたりしてしまう可能性もあります。

今回の記事では、以下のポイントをご紹介します。

  • 商品紹介・製品紹介動画を導入する目的やメリット
  • 商品紹介・製品紹介動画の作成の流れ
  • ワクワクする商品紹介・製品紹介動画を作るポイント

これらの要点を理解し、理想のブランディングやプロモーションを実現しましょう。

 

商品紹介・製品紹介動画とは

ワクワクする商品紹介・製品紹介動画の作り方とは?

商品紹介・製品紹介動画とは、商品・製品の特徴、使い方、利点などを分かりやすく紹介した動画です。

そもそも動画を用いることで、文章や画像よりも多くの情報を相手に伝えることが可能となります。特に昨今ではSNSの普及や広告形態の多様化に伴い、日常的に新たな物品やサービスに関する情報を得る機会が増加しています。よって企業側には、自社の商品・製品の特徴をいかに消費者に理解してもらうかが求められています。

商品紹介・製品紹介動画の目的と種類

商品紹介・製品紹介動画を作成する目的には、以下が挙げられます。

  1. 商品・製品を認知させる
  2. 商品・製品の購買を促進する
  3. 購入後の商品・製品の利用をサポートする

これらは消費者の購入活動の一連の流れに沿ったものであり、どの段階にアプローチするかで用いられる動画の種類も異なってきます。

 

商品紹介・製品紹介動画の種類

誰をターゲットにするか、どのようなメッセージを伝えたいかを明確にすることで、どの形式を採るかが決められます。

  • 商品・製品の機能や特徴を説明する動画

これは最も一般的な紹介動画の形式と言えるでしょう。自社の商品・製品を知らなかったり、その使い方のイメージが湧かなかったりするような時に有効でしょう。実際の使い方を動画で解説することで、そのアイテムがいかに役立つのかを視覚的に伝えることが可能です。機能性や特徴を図解するなどの工夫を凝らせば、より消費者のイメージを膨らませることができます。

  • ブランドイメージを押し出す動画

 紹介動画の中には、ブランドイメージを通じて商品・製品の魅力を訴求するものもあります。例えば鉄道や航空のCMでは、グルメや自然の映像を合わせることで、優雅な旅行気分を想起させています。このように消費者の想像力を喚起し、商品・製品を通じた顧客の具体的な体験を示すことも効果的です。

  • ストーリーを盛り込んだ動画

自社の商品・製品を情緒的に訴求するには、ストーリーを盛り込むことも効果的でしょう。例えば通販番組では、視聴者の悩みや課題から共感を誘い、紹介したいものへの注目度を高めています。起承転結を意識した動画構成により、視聴者に分かりやすく商品・製品のポイントを伝えることができます。また商品・製品が完成するまでの開発・製造過程や、それに携わった人々の声をまとめるなど、「裏側」をあえて見せることで関心を惹く手法も見られます。

 

商品紹介・製品紹介動画を導入するメリット

ワクワクする商品紹介・製品紹介動画の作り方とは?

商品紹介・製品紹介動画は、効果的に視聴者の購買欲に訴えることができますが、やはり文章やイラストよりも制作費や時間などのコストが多くかかります。それでも動画媒体ならではのメリットがいくつかあります。

動画媒体が商品・製品の紹介に有効なシーンをまとめてみます。

 WEBサイト

WEBサイトは、最も動画の効果が活きる場所と言えるでしょう。なぜならWEBサイトには、既にある程度その商品・製品を認知した顧客が訪問するからです。つまり前向きに購買の意思決定を行おうとする者へのアプローチが可能というわけです。自社サイトに紹介動画を掲載すると、消費者の意思決定の後押しとなりやすいでしょう。

SNSYoutube

昨今ではX(旧Twitter)やInstagramYoutubeなどを通じて、自社の情報を公開する企業が増えています。消費者はこれらのアプリやサービスで、気になる商品・製品を検索することが多くなっています。SNSのアルゴリズムは、その商品・製品に関心のあるターゲット層へ的確に情報を届けてくれるので、企業側としても非常に役立つプロモーション手段です。

イベント

展示会やセミナーなどのイベントでも、商品紹介・製品紹介動画が役立ちます。多数の企業が出展する中で自社に注目してもらうには、静止画のパネルやポスターよりも目を引き、短時間で商品・製品の魅力を伝える動画を活用することが、他者との差別化や商談の成立に必要でしょう。

営業

イベントに限らず、普段の営業活動のツールとしても、紹介動画が役立ちます。口頭やスライドだけで説明するよりも、間に動画紹介を挟むことで、先方の理解が深まり、プレゼンテーションにメリハリが生まれます。

 

それでは上記のシーンで動画を活用するメリットを列挙します。

  •  短時間で多くの情報を伝えられる

一つ目は短時間で多くの情報を伝えられるため、相手への深い理解を促すことができる点です。動画はテキスト等の言語情報と比べるとより多くの情報伝達を可能とします。例えば商品・製品に一般的に知られていない技術が使われているときは、その説明に言葉だけを用いるよりも動画の方が簡潔で分かりやすいです。商品・製品の利用を「擬似体験」させることが重要で、商談や営業の時にも、相手が少ない負担で自社のことを深く理解してくれます。

  • 視覚に訴えることで相手の記憶に残りやすくなる

これは一点目とも関係がありますが、とりわけ視覚に訴えることで情報を素早く、的確に伝えることが可能です。アルバート・メラビアンが提唱した「メラビアンの法則」によれば、人がコミュニケーションを取る際、言語情報の伝達はわずか7%しかなく、声の大きさや口調などの聴覚情報が約4割、見た目や表情、仕草などの視覚情報が約5割を占めると言われています。文章やイラストでは、一部の情報しか伝達ができませんが、動画はこれら全ての情報を駆使し相手に情報を伝達することができます。よって先述の「疑似体験」含め、ユーザーの疑問や悩みを解決する手段がふんだんに詰まっています。

  •  様々なシーンに応用できる

最後に、紹介動画は様々なシーンに応用できる点が挙げられます。動画は制作コストが大きい分、一度撮影した動画を再編集すれば、様々な媒体で発信することができます。例えばYotube向けに長尺、横向きに編集した動画の要点をまとめ、Instagramの短尺、縦向きの動画へ再編集することもできます。さらに営業向けに編集するなど、繰り返し利用するほど費用対効果が高まりやすく、人件費や制作費を抑えることにも寄与するでしょう。

 

商品紹介・製品紹介動画作成のポイント

具体的な動画制作のポイントを説明します。動画制作には、企画の時点で様々な視点が必要となります。

ワクワクする商品紹介・製品紹介動画の作り方とは?

商品紹介・製品紹介動画の目的とターゲットを選定する

まず初めに、誰にどのような情報を届けたいのかを明確にしなければなりません。まず目的ならば、認知度を広げる、販売を促進する、信頼度を高めるなどから深掘りしましょう。またターゲットは、年齢や性別に加え、趣味や生活スタイル、性格まで想定してみましょう。具体的な一人の人格を設定することが重要で、これを「ペルソナ」と言います。逆にこれらの想定が不十分だと、伝えたいことに一貫性が出ず、結果的に成果に結びつかない可能性が高まります。

予算を確保する

適切な予算の確保も重要です。動画の制作費は、演出手法や撮影内容、動画の長さによって価格が大きく変動します。自分たちの目的や伝えたいメッセージに合わせて、必要な予算を算定しましょう。

消費者・視聴者目線のシナリオや構成を練る

動画制作の際、視聴者目線でシナリオの内容を練ることが重要です。なぜなら視聴者が自分ごととして動画の内容を受け止めることで、より高い関心を呼び起こすこととなるからです。企業目線での商品・製品の特徴や注目点は、必ずしも視聴者のそれと一致しません。消費者の悩みや課題に寄り添い、視聴者のニーズに合わせて構成を工夫することが重要です。よくある方法に、ユーザーインタビューや口コミなどを盛り込むことが挙げられます。

 伝えたいメッセージを絞る

これは訴求ポイントを絞る、と言い換えることもできます。大抵の商品紹介・製品紹介動画は十数秒〜数分の尺です。そもそも長尺だと冗長になる上、短い動画の中でいくつもポイントを上げていては、視聴者の注目が散漫となってしまいます。一つの動画で伝えたいことは、多くても3つに絞ることが重要です。また視聴者の注目を集めるために、冒頭の数秒にメッセージを打ち出し、関心を引き寄せることも効果的です。

 

ワクワクする商品紹介・製品紹介動画の作り方

ワクワクする商品紹介・製品紹介動画の作り方とは?

ここまでは動画制作の基本的なポイントを押さえました。しかしこの記事を読んでいる方は、より「ワクワクする」動画を作成し、視聴者の心を掴みたいと思っていることでしょう。よってここからは、魅力的な動画に仕上げるための細かなポイントを説明します。

アニメーションやテロップを活用する

内容の分かりやすさを高めるために、アニメーションやテロップを活用してみましょう。アニメーションは、例えば商品・製品の内部の動きなど、静止画でイメージしづらい事柄への理解を促します。テロップは背景に流れる映像の情報を補完し、視聴者の理解を助けます。動画の中で最も伝えたい部分を際立たせ、動画全体にメリハリをつけることができます。

企業イメージと動画のイメージを統一する

動画のイメージは企業のイメージにも直結します。そのため両者のイメージを統一することが重要です。例えばコーポレートメッセージには、企業活動の精神の根本が盛り込まれています。またイメージカラーは、潜在的に視聴者の記憶に企業のイメージを伝える方法です。これらを動画にも活用することで、視聴者の企業への印象が明確になります。フォントや色・文章・画像などを自社のコーポレートサイトと合わせるなどの工夫が必要です。

信頼できる情報を提示する

これもまた企業全体のイメージにも関わる重要な問題です。動画制作の際、しばしば他者の情報を参照することがありますが、ここで情報の裏付けが取れていなかったり、参照した情報が不正確であったりする場合は、視聴者がネガティブな印象を受けるだけでなく、会社の信用も損ねかねません。しかし逆に、提示した情報が信頼に足るものであれば、「クリーンな」企業だというイメージを視聴者に与えることができるでしょう。逐一使用している情報が正しいかを確認しながら、制作作業を進めましょう。

商用利用可能な素材を活用する

WEB上には、企業でも自由に商用利用できるような音楽や画像、演出テンプレートやSE(効果音)などが多く公開されています。これらは比較的手軽に利用できるので、目的やメッセージに上手く合致すればクオリティの高い動画を作ることができるでしょう。しかしこれらの素材には「著作権」があります。なおかつ提供元が提示する素材の利用方法は、WEBサイトや権利者によって異なります。もし誤った方法で素材を利用したときは著作権侵害に当たり、最悪の場合訴えられてしまう可能性もあります。著作権フリーの素材か、提供元の表記が必要かなどを事前に確認し、魅力的な動画作りの手助けとして有効活用しましょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。本記事では商品紹介・製品紹介動画の特徴やメリット、作成のポイントなどをまとめました。商品紹介・製品紹介動画は、圧倒的に多くの情報を視聴者に届けることができ、消費者の購買活動を促進するのに効果的です。また動画を制作する時には目的とターゲットを明確にし、視聴者に「何を伝えたいか」を前面に押し出したシナリオを考案することが必要です。

是非とも他社との差別化を図れるような動画を作り、貴社の商品・製品の魅力的なブランディングやプロモーションを実現してみましょう。本記事がその一助となれば幸いです。

 

事例紹介

同社の主力製品である「空中ディスプレイ」の商談用動画を制作しました。 「ワクワクするような動画」 「具体的な使い方がわかる動画」 「技術力が伝わる動画」というクライアント様からのご希望に添えるよう、2ヶ月以上の下取材(ヒアリング/台本作成)を経て完成した自信作です。 また、商談先は海外が多いということで、演出には外国人監督を登用しました。 このように、クライアント様の用途に合わせてスタッフィングができるのもピーディーネットワークの強みの一つです。

 

 

よくあるご質問

Q.制作費用はいくら?

A.演出手法や撮影内容、動画の長さによって価格は大きく変動します。
ピーディーネットワークでは、お客様のご要望をしっかりとヒアリングし、ご予算にあわせた演出を提案しております。

 

Q.制作期間はどれくらい?

A.キックオフから2~3か月が一般的な制作スケジュールです。
もちろん、1か月や数週間といった短期間での制作~納品にも対応しております。

 

Q.具体的な動画イメージがなくても相談できますか?

A.もちろん相談可能です。
ピーディーネットワークではキックオフ前から丁寧なヒアリングを行っており、コンセプトの設定からご一緒させていただく事例も多くございます。是非お気軽にご相談ください。

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この記事の監修者

PDN 動画ブランディング事業部

動画制作・TV番組制作・メディアコンサルティングを専門分野としています。これまで経済・ドキュメンタリー等のテレビ番組制作を主事業としてきた当社が、「取材力」を起点とした良質なコンテンツ制作に関する情報を発信していきます。

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