目次
1.商品・製品紹介動画とは
商品・製品紹介動画とは、特定の商品や製品を消費者に紹介するための動画コンテンツです。商品購入前の消費者に向けて発信する「広告」というイメージが強いかもしれませんが、実はそれ以外の目的で制作された商品・製品紹介動画も数多くあります。
また、商品・製品紹介動画が活用されるシーンは幅広く、良く知られているのはSNSや動画試聴の間に差し込まれるケースです。街中でもコンビニやスーパーなどの店頭にある小さな液晶画面や電車の社内で商品・製品紹介動画を見たことがある方も多いと思います。企業が自社製品をPRする展示会などでも、非常に多くの商品・製品紹介動画を目にすることができます。また、商談のシーンでは営業スタッフが名刺代わりに端末で動画を使って自社製品をPRすることもあります。もちろん、YouTubeやSNSなどのオンラインプラットフォームでも公開され、消費者に様々な角度から直接アプローチすることができる手段として多くの企業に採用されています。
2.商品・製品紹介動画のメリット
商品・製品を紹介するために動画は非常に有効な手段です。視聴者に対する視覚的なインパクトや説明のしやすさはもちろん、動画を発信する企業側の業務効率化の側面もあり、とても有能なツールであることがわかると思います。
高い訴求力
動画はテキストや画像よりも視覚的にインパクトが強く、製品やサービスの特長や魅力をより効果的に伝えることができます。クオリティの高い動画であれば競合他社との差別化に大きく貢献し、音響や視覚効果を駆使した魅力的な動画は商品への期待を高めます。また、動画はサービスなどの無形商材のPRにも向いています。説明的な要素が必要な内容で、テキストにすると難解になりがちな内容であっても、動画に音声やアニメーションを組み合わせたりすることで、わかりやすく商品を紹介することが可能です。
業務効率化
例えば対面での商談シーンにおいて、商品の良さをいかに分かりやすく、魅力的に伝えられるかどうかは営業担当者の力量による差が大きいことは、なんとなく想像がつくと思います。しかし商品・製品紹介動画であれば、営業担当の力量の差をなくすことができ、説明内容のバラツキや抜け漏れを防ぐことができるため、業務の効率化につながります。また別のシーンでは、商品購入後の使い方を紹介する動画があれば、消費者は動画にアクセスすることで簡単に利用方法を知ることができます。こうすることで、説明がほしい顧客に対して、必要な対応時間を大幅に削減することができ、業務効率化につながります。
繰り返し使えて多くの視聴者に届く
動画は活用の場が多岐にわたるため、一度制作すると繰り返し活用することが可能です。また、視聴者が使い方が難しい商品の説明が見たいというケースも、気兼ねなく何度も見て理解することができます。SNSやyoutube上の動画は、気にいった視聴者の手によって拡散される可能性もあります。商品動画を作成して公開しておくことで、より多くの消費者に商品の魅力を伝えられる可能性があります。
3.商品・製品紹介動画の活用媒体・シーン
商品・製品紹介動画を制作し、活用できる媒体やシーンは意外に多くあります。それぞれの媒体の特性を理解して、それにあわせた構成で動画を制作することが肝心です。まずは媒体ごとの特徴を掴んでおきましょう。
SNS、You Tube
FacebookやInstagram、X(旧Twitter)などのソーシャルメディアプラットフォームやYou Tubeで公開します。これらの媒体は、それぞれが世界で最も人気のある共有プラットフォームの1つであり、視聴者が大勢集まる場所です。多くの視聴者に直接アプローチし、ブランド認知度を高め、製品やサービスの広告効果を得ることに向いています。また、これらのプラットフォーム上の動画は視聴者の間で簡単に共有されるため、興味を持った視聴者が動画を友人や家族と共有することがよくあります。これにより、企業の商品紹介動画は口コミを通じて広がり、より多くの人々に知ってもらうことができます。
展示会、対面商談のシーン
イベントなどの展示会ブースでは、大きな画面で商品動画をループで放映したり、営業担当が手元の媒体を使ってお客様と会話をしながら動画を視聴してもらう姿をよく見かけます。動画は効率良く商品の良さを紹介し、仮にその場で商品を実際に体験できない場合でも、商品の特徴や使い方を視聴者に紹介することができます。
店頭プロモーション
スーパーマーケットや家電量販店の陳列棚の小さな画面でも商品紹介動画は使われています。似たような商品が並んでいる店頭で、どちらにしようか迷っている消費者に、効率よく商品の良さを伝えるセールスの役割を担っています。一日中、担当者が商品を紹介しながら立っていなくても、動画は注目を集めて消費者の購買意欲を掻き立てることができます。
ショッピングサイトでの公開
オンラインショッピングサイトやECプラットフォームで、商品ページに埋め込まれている動画として利用され、製品の説明やデモンストレーションを提供します。まさにいま購入しようかどうかと考えている消費者に働きかける有効な方法です。
4.商品・製品紹介動画の構成を魅力的にするコツ
商品・製品紹介動画を魅力的で効果的にするためのいくつかのコツがあります。以下に、魅力的な動画制作のためのコツをご紹介します。
ターゲットに合わせた構成にする
ターゲットの好みや興味を考慮して、動画の内容やスタイルを決定しましょう。そのためにはターゲットをよく研究することも重要です。そして、活用シーンに合わせた構成を決めます。ストーリー展開させるのか、商品の見栄えやデザインを存分に魅せる構成でつくるのか、などターゲットや目的から外れていない動画であるかどうかが、効果的な動画制作の第一歩となります。
視覚的効果を取り入れる
商品や製品のイメージに合わせた迫力のある映像や、ビジュアル効果などを利用することでその商品や企業のイメージ、世界観を伝えることができ、短い時間でターゲットの心を掴むことができます。商品のイメージにあった視覚効果を有効に取り入れるとより魅力的な仕上がりになります。
簡潔な内容
商品や製品の特徴や利点を簡潔に伝えます。冗長な説明や技術的な詳細は避け、視聴者がすばやく理解できるようにします。商品や製品の実際の使い方や効果をデモンストレーションすることで、視聴者に直感的に理解させます。実際の利用シーンを再現し、視聴者が製品の価値をより良く知ることができるようにします。
適切な時間(長さ)
視聴者が商品紹介動画を目にする時間はそう長くはありません。数秒の間に視聴者の興味を引きつけ魅力を伝えるためには、視聴者のおかれたシーンをしっかり想定した上で適切な長さの動画を作成しましょう。
5.商品・製品紹介動画を作る流れ
では、商品・製品紹介動画を制作する際、どのような手順で進めていくべきか、順を追って確認していきましょう。
目的とターゲットを設定する
まず重要なのは、目的を設定することです。一口に商品・製品紹介動画と言っても、今回制作する動画で成し遂げたいゴールによってつくられるべき内容は大きく異なります。また、制作に関わるメンバー同士の認識のズレがあると、制作が滞ってしまうこともあります。まずは、この動画の目的、ターゲットをどこにするかを明らかにしてからとりかかりましょう。
予算の決定
動画を制作する際、どのくらいの予算をかけるか、で内容は大きく変わってきます。初期段階でかけられる予算について社内で決定してとりかかりましょう。
誰が作るか
動画の制作は誰が担当するのか?外部のプロに依頼するのか?このあたりは予算とも大きく関わるところですが、重要なポイントです。もし外部に依頼するなら制作実績を見せてもらい、自社の目的達成に貢献できる技術やアイディアを持ち合わせている制作会社かどうか、しっかり見極めましょう。
構成の決定
制作会社に制作を依頼する場合、打ち合わせや取材を元にした動画構成案の共有があります。絵コンテから構成全体を確認し、細かいナレーションやセリフの確認を事前に行います。
取材、撮影、編集
商品・製品紹介動画の場合、商品の撮影は欠かせません。また、無形商材であっても利用シーンの撮影などが多く発生します。取材日の前に撮影内容や場所、出演者の調整を行います。撮影後にテロップやアニメーション、音声などを編集して動画が仕上がります。
事例紹介
【製品紹介動画】アスカネット様「ASKA3D-空中ディスプレイ」英語ショートver.(PDN制作実績)
同社の主力製品である「空中ディスプレイ」の商談用動画を制作しました。 「ワクワクするような動画」 「具体的な使い方がわかる動画」 「技術力が伝わる動画」というクライアント様からのご希望に添えるよう、2ヶ月以上の下取材(ヒアリング/台本作成)を経て完成した自信作です。 また、商談先は海外が多いということで、演出には外国人監督を登用しました。 このように、クライアント様の用途に合わせてスタッフィングができるのも ピー・ディー・ネットワークの強みの一つです。
6.商品・製品紹介動画に関するよくある質問
Q.制作費用はいくら?
A.演出手法や撮影内容、動画の長さによって価格は大きく変動します。
ピーディーネットワークでは、お客様のご要望をしっかりとヒアリングし、ご予算にあわせた演出を提案しております。
Q.制作期間はどれくらい?
A.キックオフから2~3か月が一般的な制作スケジュールです。
もちろん、1か月や数週間といった短期間での制作~納品にも対応しております。
Q.具体的な動画イメージがなくても相談できますか?
A.もちろん相談可能です。
ピーディーネットワークではキックオフ前から丁寧なヒアリングを行っており、コンセプトの設定からご一緒させていただく事例も多くございます。是非お気軽にご相談ください。