2024年4月12日更新

モーショングラフィックスとは?導入事例や作り方をご紹介!

モーショングラフィックスとは?導入事例や作り方をご紹介!

モーショングラフィックスとは?

テレビ番組のオープニング映像から、店頭や街角に流れるデジタルサイネージの動画、またはSNSやウェブサイトに使われている動きのある広告など、モーショングラフィックスはさまざまな場面で活用されています。

「モーション」とは動きのことで、「グラフィックス」は画像やテキストを使った視覚表現を意味します。その二つの単語を組み合わせた「モーショングラフィックス」とは、動きを加えたイラストや、実写やテキストを組み合わせた映像のことを指します。パソコンなどを使い、デジタルで制作・加工・編集されるものが主流です。しかし、古くはパラパラ漫画や、ストップモーションのコマ撮り映像なども、「動く画像」という意味では、モーショングラフィックスの一種といえます。

モーショングラフィックスでは、伝えたいメッセージによってイラストやデザインを考え、文字と組み合わせ、エフェクトや動きなどの演出を加えて動画を作成していくことで、より伝わりやすい映像を作ることができます。

モーショングラフィックスのメリット・効果

1: ダイナミックな表現

モーショングラフィックスは動きやアニメーションを活用することで、情報やアイデアをよりダイナミックに伝えることができます。視聴者の注意を引きつけ、テキストや文章で伝えるよりもメッセージを効果的に伝えることができます。

2: 視覚的な強調

グラフィックやアニメーションを使って重要なポイントを強調することができます。視聴者の注目を集めるために、効果的なアニメーションやエフェクトを組み込むことができます。

3: 簡潔な伝達

複雑なコンセプトやデータも、視覚的に整理して簡潔に伝えることが可能です。アニメーションやグラフィックを使って情報をわかりやすく整理し、視聴者にわかりやすく伝えることができます。パワーポイントなどでプレゼンするよりもはるかにイメージしやすいこともあります。

4: ブランドアイデンティティの構築

モーショングラフィックスはブランドのアイデンティティを表現する手段としても活用されます。一貫したデザインやアニメーションを通じて、ブランドのイメージを視聴者に強く印象づけることができるため、ブランドカラーや、会社が伝えたいイメージを感覚的に伝えることができます。

5:制作コストが抑えられる

実写動画であれば、キャスティングや機材の調達など、制作までに手間やコストがかかります。一方でモーショングラフィックスは、一般的な映像編集ソフトでも制作することができるため、通常の動画コンテンツよりもコストが抑えられ制作もスピーディーです。

6:表現の幅が広く、言語の壁を越えられる

モーショングラフィックスは、音声を使わずにイラストレーションの動きだけでメッセージを伝えることができます。そのため、言語の壁を越えられるグローバルな部分もあります。

モーショングラフィックスの種類

モーショングラフィックスは、さまざまな種類があります。

1:アニメーションロゴ

ロゴに動きをつけるアニメーションロゴ。企業やサービスのロゴに動きをつけることで、ブランドの印象を強めることができます。

2:リキッドモーション

リキッドモーションは、液体が流れるようななめらかな動きをつけられるモーショングラフィックスです。柔らかい印象にできるので、信頼感や優しさをアピールすることができます。

3:モーフィング

モーフィングとは、物体を別の物体に変化させるモーショングラフィックスです。シームレスなトランジションを通して、別の物体に変化させます。サービスや商品の変化をモーフィングで伝えることができます。

4:キネティックタイポグラフィ

キネティックタイポグラフィは、文字に動きや変化をつけるモーショングラフィックスです。文字の形や大きさなどを変えて、視覚への訴求力をアップさせることができます。

5:グリッチエフェクト

グリッチエフェクトは、ノイズが入ったような加工にできるモーショングラフィックスです。映像を意図的に乱れたような加工を入れることができます。グリッチエフェクトは、映像にレトロ感や不安定感などの印象を与えることが可能です。

6:グレイン

グレインは、映像に細かい粒子を入れる技術です。細かい粒子を入れることで、レトロな印象や手作り感を与えることができます。

モーショングラフィックスの導入事例

事例1: インフォグラフィックス

複雑なデータや統計を視覚的にわかりやすく表現する際に、モーショングラフィックスが活用されます。グラフやアニメーションを通じて情報を整理し、視聴者に分かりやすく伝えます。

たとえば行政の状況を伝えたり、企業の成長や数値的な紹介をビジュアルでわかりやすく伝えたりするのに便利です。

事例2: タイトルアニメーション

映画やテレビ番組のオープニングタイトルやエンディングクレジットにおいて、文字やロゴのアニメーションを使用して視聴者の興味を引きます。

事例3: ソーシャルメディア広告

SNS上での広告やコンテンツ制作において、短い時間内に効果的なメッセージを伝えるためにモーショングラフィックスが使用されます。目を引くアニメーションやキャッチコピーで注目を集めます。

事例4: プレゼンテーション

プレゼンテーションやビジネスコミュニケーションにおいて、アイデアやコンセプトを魅力的に伝えるためにモーショングラフィックスが活用されます。視聴者の興味を引き、メッセージを効果的に伝えます。

事例5: 教育コンテンツ

教育分野においては、モーショングラフィックスを使って複雑な概念やプロセスを視覚的に説明するための教材が制作されています。アニメーションを通じて理解を深めることができます。

モーショングラフィックスを制作する際のポイント

1.シンプルなデザイン

 複雑すぎずシンプルなデザインを心掛けることで、視聴者がメッセージを理解しやすくなります。足し算というよりは引き算のデザインを意識しましょう。

2.タイミングとリズム

アニメーションのタイミングやリズムに注意を払い、視聴者の興味を引く効果的な動きを作りましょう。

3.一貫性の保持

ブランドのアイデンティティやデザイン要素を一貫して保つことで、統一感のある映像を制作できます。

4.ストーリーテリング

シンプルなストーリーを組み立て、視聴者がメッセージを追いやすいように工夫しましょう。

5.視聴者の視点

視聴者がどのように映像を見るかを考慮し、効果的な映像を制作するためのアングルやカメラワークを検討しましょう。

モーショングラフィックスの制作ならピー・ディー・ネットワーク

モーショングラフィックスの制作のコツとして、さまざまな知識が必要になります。 

デザインや視覚技術に関する知識

まず、デザインや視覚技術に関する知識がモーショングラフィックスには必要になります。訴求効果がある色の組み合わせや、視覚的な要素がどのような影響を与えるのかなどの知識が必要です。

コピーライティングやフォントに関する知識

短い動画で制作されることが多いため、短い文章でも伝わるコピーを考える必要があります。また、そのコピーをしっかりと伝えるため、フォントデザインも重要です。制作するモーショングラフィックに合ったコピーライティングやフォントデザインを選べるよう、知識が必要となります。

ソフトの使い方に関する知識

モーショングラフィックスを制作するには、ソフトウェアを利用します。そのため、そのソフトウェアに関する知識が必要になります。効果的なアニメーションの動きやエフェクトの種類などを知っておく必要があります。モーショングラフィックスは、自作も可能ですが、上記のような専門的な知識が必要になります。そのため、はじめて制作する場合は、制作会社に依頼するのがおすすめです。

そこで、ピー・ディー・ネットワークが「取材力×メディア視点」でお悩みを解決します。

ピー・ディー・ネットワークは長年、経済・ドキュメンタリー番組の企画制作に携わってきました。そこで培ってきたのは豊富な知識と「企業が自社で気付いていない魅力をみつける」「経営者の本音を引き出す」といった「取材力」です。

“魅力を伝えて、ファンをつくる”

この「取材力」を活かしたモーショングラフィックス制作で、一過性の広告とは違う、恒久的なブランド価値の向上をお約束します。

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この記事の監修者

PDN 動画ブランディング事業部

動画制作・TV番組制作・メディアコンサルティングを専門分野としています。これまで経済・ドキュメンタリー等のテレビ番組制作を主事業としてきた当社が、「取材力」を起点とした良質なコンテンツ制作に関する情報を発信していきます。

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