
この記事では、ブランディング動画を作るメリットや制作のポイントについて解説します。
活用シーンや活用する際のコツも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ブランディング動画とは?

ブランディング動画とは、自社の商品やサービス、ブランドなどを消費者に認知してもらうことを目的として作られる映像です。
昨今では、YouTubeをはじめとした各種SNS、CMなどで様々な企業のブランディング動画が見られるようになりました。動画は、短時間で多くの情報を伝えることができるため、企業の認知度やブランドアップを図る上で最適な手法です。過剰なアピールをするのではなく、ストーリー性のある動画で「視聴者に共感を持ってもらい、商品やサービスの購入に繋げる」ことがブランディング動画の目的です。上手に活用すれば、新規の顧客や契約の獲得を目指すこともできます。
ブランディング動画を制作するメリット

ブランディング動画には、以下のメリットがあります。
- 豊富な情報を的確に伝えることができる
- SNSとの相性が抜群
- BtoBでも効果が期待できる
- 他社との差別化を図れる
それぞれについて、詳しく解説します。
豊富な情報を的確に伝えることができる
動画は紙媒体よりも5,000倍の情報伝達力があると言われており、豊富な情報を的確に伝えることができます。文章や画像だけでは分かりづらい部分があったとしても、音や動きで説明できるため、視聴者も理解やイメージがしやすくなります。
マニュアルやニュースリリースなどであれば、紙媒体でも十分に伝えることができますが、ブランディングのようなクリエイティブな領域には向いていません。動画であれば直感的に伝えられるため、冗長な説明を行う必要なく、よりストレートな表現が可能にもなります。
SNSとの相性が抜群
ブランディング動画は、SNSとの相性も抜群です。
制作した動画がSNSで拡散されたり、取り上げられたりすることによって、情報は爆発的に拡散されます。SNSでの拡散は、ブランディングの効果を高めてくれるため、利用しない手はありません。多くの人に動画を見てもらうことで、ターゲット層とは異なる層の新規顧客獲得にも期待ができます。また、SNSで自然と拡散されるようになれば、広告費を抑えることもできるため、コスト削減に繋げることも可能です。
BtoBでも効果が期待できる
ブランディング動画は、BtoB企業への営業などにも利用できます。これまで認知されていなかった商品やサービスの魅力を動画で伝えることで、理解しづらい内容であっても分かりやすく伝えることができます。製品の特徴やメリットなども具体的に説明できるので、契約の可能性も高めることができるでしょう。
他社との差別化を図れる
わずか数秒の短いブランディング動画であっても、自社の商品やサービスのコンセプトを伝えることで他社との差別化を図ることができるとともに、売上アップに繋げることができます。
近年では、ECサイトの利用者も増えてきました。ECサイトは、実際に商品を手に取って購入するわけではないため、価格や機能性だけの説明ではなく、ブランドの価値や信頼性を伝えることも大事になります。ブランディング動画を配信して他社との違いを的確に伝えられれば、視聴者が自社に興味を抱き、購買に至る可能性が高くなります。
ブランディング動画の制作ポイント

ブランディング動画制作時において、以下がポイントとなります。
- コンセプトを明確にしておく
- ストーリー性を持たせる
- 共感や感動を得られる内容にする
- 自社の商品やサービスを再確認する
それぞれについて、詳しく解説していきます。
コンセプトを明確にしておく
ブランディング動画を制作するにあたり、「誰が」「何を」「どのように伝えるか」など、コンセプトを明確にしておきましょう。万人受けを狙って動画を制作すると、誰の心にも響かない動画に仕上がってしまう可能性があります。また、伝えたい情報が多すぎると「重要な情報が何か」「一体何を伝えたいのか」など、視聴者を混乱させてしまう恐れもあります。
まずは、視聴者に「どんな価値を感じてもらいたいのか」を念頭にコンセプトを考えてみましょう。
ストーリー性を持たせる
コンセプトを明確にして分かりやすいブランディング動画を作ったとしても、見てもらえなければ意味がありません。最後まで視聴者に動画を見てもらうためには、ストーリー性が重要になります。
「興味や関心をそそられる」「内容が分かりやすい」「視聴者の心の動きを踏まえたストーリー性がある」など、これらの要素を満たした動画であれば、ブランディング動画として成功するでしょう。
共感や感動を得られる内容にする
共感や感動を得られる内容にするのも、ブランディング動画の制作において大事なことです。共感や感動を得るためには、「独自の世界感」を演出することがポイントです。例えば、商品紹介動画を制作する場合、BGMなどは一切使用せず、淡々と商品を説明するだけだとしたらどうでしょう?
視聴者は、映像や音楽を通じて情報を受け取り、共感することで次のアクションを起こします。ただ単に商品の魅力だけが詰まった情報を押し付けられただけでは、次の行動へとは移らないでしょう。ブランディング動画では、「共感を得て行動に移してもらう」動画を制作する必要があります。
自社の商品やサービスを再確認する
自社制作ではもちろん、外部発注の場合においても、自社の商品やサービスへの十分な理解と認識合わせが重要になります。企業理念やサービス開発の背景なども共有することで、質の高い内容の動画を制作することができるでしょう。自社の商品やサービスがどのような価値を持っているかを考えることで、オリジナリティのある企画を考案することもできます。
ブランディング動画の活用シーン

ブランディングは、以下のように活用できます。
- 自社ホームページやSNS
- 展示会やセミナーなどのイベントやIR活動
- インナーブランディングや採用活動
それぞれについて、詳しく解説していきます。
自社ホームページやSNS
自社ホームページやSNSは、年齢や性別に関係なく多くの人に見てもらえるため、ブランディング動画を最も広く知ってもらえる方法だと言えるでしょう。
自社ホームページであれば、トップページに設置することでブランドのイメージを強く印象付けることができます。SNSであれば、消費者の反応を直接知ることができたり、拡散されることによってより多くの人の目に留めることができるでしょう。自社のイメージアップにも繋がりやすくなるため、顧客増加や売上増加も期待できます。
展示会やセミナーなどのイベントやIR活動
展示会やセミナーなどのイベントやIR活動に使用することで、短時間で自社の魅力を伝えることができます。イベントに参加している人は、もともと自社に興味を持ってくれている人が多いので、動画を見てもらえれば成果に繋がりやすくなるでしょう。投資家へのアピールにもなるので、新たなファンを獲得できるかもしれません。
インナーブランディングや採用活動
動画は、インナーブランディングや採用活動にも活用できます。文章では難しい説明も映像やナレーションを入れることで効率よく伝えられます。企業理念や商品・サービスの特徴など情報量が多い内容であっても、アニメーションなどの技術を使って表現できるため、視聴者も短時間で理解できるでしょう。社内報に使用すれば、社員のモチベーションアップが図れたり、世界感を共有できたりなど他社との差別化を図ることもできます。
ブランディング動画を活用する際のコツ

ブランディング動画を活用するコツは以下の2つです。
- コンテンツごとに分けて配信する
- 継続して配信する
それぞれについて、詳しく解説していきます。
コンテンツごとに分けて配信する
ブランディング動画を使用する場合は、興味・理解・価値・判断などのコンテンツに分けて配信をしましょう。視聴者が商品を知っている・知らないとでは、訴求するポイントが違ってきます。知らない視聴者へは、まずは興味を抱いてもらうことが重要です。「知ってもらった上で、理解してもらえる動画」→「商品の価値を知ってもらうための動画」→「購入を判断するための動画」へと繋げていきましょう。
継続して配信する
自社のブランドイメージを視聴者に知ってもらうため、動画は継続的に配信しましょう。配信が途切れてしまうと、消費者が自社の商品やサービスに対する興味が薄れ、獲得した顧客が離れていってしまう恐れがあります。せっかく獲得した顧客を逃さないためにも、配信は継続的に行いましょう。
ブランディング動画を作って自社の魅力を発信しよう
今回は、ブランディング動画を作るメリットや制作のポイントなどについて紹介しました。ブランディング動画は、豊富な情報を的確に伝えることができたり、SNSの拡散によって自社の魅力を多くの人に知ってもらえたりするなどのメリットがあります。
制作する際のポイントは、ストーリー性を持たせたうえで「共感」を持ってもらうことです。自社の商品やサービスを再確認することで、オリジナリティあふれる企画も考案できるでしょう。ぜひブランディング動画を作って、自社の魅力を発信してみてください。
ブランディング動画の制作事例
「動画」×「ブランディング」/ ピーディーネットワークの「動画ブランディング」
「動画ブランディング」とは、企業の価値や魅力、つまり「伝えたい想い」を動画でカタチにすることで顧客の共感を得るとともに自社のブランディングに繋げていくことです。 ピーディーネットワークは長年、経済・ドキュメンタリー番組の企画制作に携わってきました。 そこで培ってきたのは「企業が自社で気付いていない魅力をみつける」「経営者の本音を引き出す」といった「取材力」です。 “魅力を伝えて、ファンをつくる” この「取材力」を活かした動画制作で、一過性の広告とは違う、恒久的なブランド価値の向上をお約束します。
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